![時間 by pixabay](https://farm2.staticflickr.com/1659/23904663844_016cc21ee6.jpg)
先日、兵庫県にある明石市立天文科学館へ行きました。
この科学館は日本標準時である東経135度の子午線上に立てられています。
科学館を訪れた時に知ったのですがヨーロッパには日時計に「日時計の言葉」をつける習慣があるそうで、いくつかの日時計の言葉が紹介されていました。
日時計の言葉らしく、どれも時間に関する名言でした。
今回はその中から5つの名言をご紹介しますね。
名言1
![smiley by pixabay](https://farm2.staticflickr.com/1462/24532839245_fba2aa54bd_n.jpg)
その日その日が、一年の中で最善の日である。
Write it on your heart that every day is the best day in the year.
(ラルフ・ワルド・エマーソン)
人間も含めて生き物は、老い若きにかかわらずいつ死ぬか分かりません。
今日という日を、今まで生きてきた中で最もよい日にできるといいですね。
ラルフ・ワルド・エマーソンは、19世紀アメリカの哲学者です。
教師・牧師を経て渡欧し帰国後は個人主義を唱え、アメリカの文化の独自性を主張しました。
著書はこちらです。
名言2
![waiting by pixabay](https://farm2.staticflickr.com/1675/24506663416_7d888a586a_n.jpg)
時は人を待たず(日本のことわざ)
日本の有名なことわざですね。
「時間が止まればいいのに」「過去に戻ってやり直しできたら」と何度思ったことでしょうか。
子供の頃はあまり感じませんでしたが、年を取るにつれて実感しています。
それでも時は待ってくれませんから、前を向いて進むしかありませんね。
「歳月人を待たず」も似たような意味ですね。
名言3
![gold by pixabay](https://farm2.staticflickr.com/1665/24506663596_db06aca492_n.jpg)
時はその使い方によって金にも鉛にもなる
(アンドレ・プレヴォ)
同じ1時間を過ごすとしても、何となくダラダラした時と集中した時では全く異なる結果になりますよね。
息抜きもたまには必要だと思うので、時間を決めてしっかり「これから息抜きするぞ!」と過ごすのはいかがでしょうか?
息抜きした達成感を得られたら、有意義な時間になるのではないかと思います。
アンドレ・プレヴォは18世紀フランスの恋愛小説家です。
プレヴォには、以下の名言もあります。
独身者とは妻を見つけないことに成功した男である。
そういう見方もありますね。
名言4
![川 by pixabay](https://farm2.staticflickr.com/1682/24165086059_0f5610164e_n.jpg)
時間は岸のない川である。Time is a River without Banks.
(マルク・シャガール)
岸がない = ぶつからない、という意味でしょうか。
時間は止まることなく流れ続けますよね。
その流れに逆らおうとすると、私達は辛くなってしまうのかもしれませんね。
シャガールはフランス画家として有名ですが、実はロシア出身なのです。
シャガール作品の中で、私はこちらの「誕生日」が好きです。(ニューヨーク近代美術館所蔵)
![シャガール誕生日 by MoMA STORE](https://farm2.staticflickr.com/1503/24249591860_577c37b437_n.jpg)
画像はMoMA STOREよりお借りしました。シャガール:Birthday ポスター : MoMA STOREの通販
シャガールの誕生日に花束を準備する妻ベラとシャガール自身が描かれています。
シャガールのウキウキさが表れていますね(笑)
名言5
![meter by pixabay](https://farm2.staticflickr.com/1551/24424547342_0da507acdd_n.jpg)
何をしようが、誰であろうが、未来は時速60分でやってくるものだ。
The future is something which everyone reaches at the rate of sixty minutes an hour, whatever he does.
(クライブ・ステーブルス・ルイス)
ぼんやりとした概念である時間に、時速60分という数字を当てはめた所に新鮮さを感じませんか?
最近はこの時速60分が非常に速く感じます。
時間だけは誰にでも平等にやって来るもの、有効に使いたいですよね。
クライブ・ステーブルス・ルイス(C・S・ルイス)は20世紀イギリスの作家です。
「ナルニア国ものがたり」シリーズの著者です。
いかがでしたか?
5つの名言から時間の使い方について、今一度考えてみるのもよいのではないでしょうか。