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「シンプルだから、贅沢」を読んで。心地いいを大切にすると生活がシンプルになる

シンプルだから贅沢

 

シンプルな生活をされているドミニック・ローホーさんの、こちらの本を読みました。

 

著者について

ドミニック・ローホー。フランス人作家。 

 

本の概要

シンプルな生活を送りながら、日々「心の贅沢」を感じている著者。本書では、著者の体験に基づく日々の生活をシンプルにするコツと、心の贅沢とは何かについて紹介されています。

 

心に響いた3つのポイント 

  1. エネルギーを無駄遣いしているものを手放す
  2. 断る権利
  3. 自由のための段取り。手間貯金

 

エネルギーを無駄遣いしているものを手放す

シンプルだから贅沢、エネルギーの無駄遣い

私にとっての無駄とは、「エネルギー」を消耗させるもののこと。自分の弱さ(疲れ、イライラ、時間の足りなさ、情報不足)から購入してしまい、まったく未使用なのに捨てられずにいるものたちのために消耗している「エネルギー」は少なくありません。

著者はキッチンペーパーでレンジの汚れやシンクの水滴などを拭き、ポイッと捨てているそう。これを無駄遣いで地球環境を汚染していると思われるかもしれないけれど、雑巾を洗剤で洗うことと比べてさほど悪いことのようには思えず、小さな贅沢だという考えをお持ちです。

 

モノによって消耗するエネルギーを考えてみました。

  • 「使いにくい」と感じながら使う
  • 管理(掃除・メンテナンス)に手間がかかる
  • すぐには使わないけれど、もったいないから捨てられないモノを見るたびに感じる罪悪感と、そのモノを置くスペース

自分のエネルギーは限りあるもの。できるだけ楽しいこと・やりたいことに使いたいですよね。お金と同じで無駄遣いチェックをして減らしていきたいです。

 

先日読んだ本に、「もったいない」と思う時点で、もう卒業していいモノだと自分自身が教えてくれているということが書かれていました。捨てる時の罪悪感を減らすことができる考え方ではないでしょうか。

書評記事→「あなたのお部屋がイライラしないで片づく本」を読んで。アドラー心理学を取り入れたお片づけ – シンプルライフで楽に楽しく

 

断る権利

シンプルだから贅沢、断る権利

相手があなたに用事を依頼する権利があるのと同様に、あなたにも「断る権利がある」ということ。
(中略)
あなたは、あなたにノーと言った人を許せませんか?そのようなことは滅多にないのではないでしょうか。

頼み事をされた時、相手の気持ちを考えると断れないこと、よくありませんか?しかし逆の立場で、自分が断られたときは案外気にしないものではないでしょうか。

自分の上限を決め、それ以上はできないとはっきり断る。それは自分に対して敬意を表することにも。断ることができるようになると、今まで安易に頼み事をしてきた人の態度も変わるはず。より自分を大切にできそうですね。

 

ノーと言う練習のすすめがありました。コツは即答しないです。優雅に断れるためのリストも紹介されていましたよ。

  • 考えておきます。
  • ありがとう。いずれにしても私に依頼してくれたことに感謝します。
  • できるだけ早くお返事します。

 

私は断りベタで、断ったとしても「断って悪かったな」と罪悪感を感じたり「嫌われてしまうかも」と思うことも。これからは断る権利迷ったら即答しないで堂々と断り、罪悪感は持たなくてよいことを意識したいです。 

 

自由のための段取り

シンプルだから贅沢、手間貯金 

ものごとを段どりよく進めるためには、細部にいたるまでよく考えておくことが大事です。その結果得られるものが、「自由」なのです。

できる範囲で先のことをあらかじめ想定し準備をしておくと、当然ですが、あわてることから仕出かす間違いなどを未然に防ぐことにもなります。
さらに大事なのは、ものごとがとどこおりなく運ぶと、私たちは自然とご機嫌になるものです。

前もっての準備で物事がうまくいって「自由とご機嫌」が得られると考えると、楽しみながら準備ができるのではないでしょうか?

 

この部分を読んだ時、すぐにブログ「cozy-nest」を運営されている尾崎さんの手間貯金が頭に浮かびました。手間貯金とは、平日の食事の準備を早く楽にするために週末におかずの作り置きをするというもの。 常備菜に近いですね。

お腹をすかせた子どもを待たせながら1から食事を作るのはしんどくて、親子ともイライラしがち。手間貯金を使い短時間で食事が作れると、楽でご機嫌になれそうです。

尾崎さんの著書にも作り置きの紹介があります。

書評はこちら→「3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法」尾崎友吏子著を読んで。家中のモノを減らす工夫がいっぱい – シンプルライフで楽に楽しく

 

今まで「面倒だ」とどこかで感じていた準備に対する気持ちが、前向きになりました。(おかずの作り置き・常備菜作りを早くしたくてたまらないです、笑)

 

まとめ

この本を一言で言うと「自分の心地いいを大切にしたシンプルな生活から得られる贅沢を教えてくれる本」と言えるのではないでしょうか。

この場合の贅沢とは単にお金をたくさん使うことというより、満足・心地よいといった意味。自分が本当にしたいことを見つめることで必要なモノがはっきりし、シンプルな生活へと繋がっていく。それは充実感に満ちたものであるでしょう。

 

最後に、この1文が心に残りました。1日の積み重ねが人生につながっていくを意識して、何気ない日々の生活を大切に過ごしていきたいです。

1日+1日+1日・・・が私たちの「人生」

 

本書はこちらです。

 

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