![京都御所、紫宸殿](https://farm2.staticflickr.com/1697/24656006166_5c7887a9cb.jpg)
先日、京都御所へ行きました。
京都は落ち着きのある街並みが多いですよね。御所はさらに落ち着きがあるというより、時の流れが止まったままという表現が合いそうな場所でした。
目次
見学申し込み
参観は60分、日本語案内の他に英語コースもあります。
毎年春と秋に申し込み不要の一般公開があり、平成28年春は4月6日(水)~10日(日)です。
宮内庁参観案内(皇居・京都御所・仙洞御所・桂離宮・修学院離宮)
アクセス
京都駅の北側にあり、地下鉄烏丸線・今出川駅から徒歩5分です。
![修学院離宮、京都地図](https://farm2.staticflickr.com/1490/23996372439_5260bc693d.jpg)
京都御苑という大きな公園の中に京都御所があります。
こちらは烏丸通沿いにある入口のひとつ、中立売御門です。
![京都御所、京都御苑入口](https://farm2.staticflickr.com/1594/24564441452_645ea0ee90.jpg)
公園内に入ると、京都御所をぐるっと取り囲む築地堀が続きます。
![京都御所、築地塀](https://farm2.staticflickr.com/1454/24055383953_c1b488a6fb.jpg)
参観者出入り口です。ここで予約確認をして中に入りました。
![京都御所、入口](https://farm2.staticflickr.com/1655/24386702860_95a88531c4.jpg)
京都御所の内部
御所内に入り、ふたたび予約と身分証明書の確認がありました。
参観者休所
![京都御所、待合室](https://farm2.staticflickr.com/1442/24656005896_bc3dd23f0a.jpg)
時間になるまでこちらで待ちます。ロッカーと売店がありました。
15時になり案内してくださるガイドさんが現れて、参観がスタートしました。
ガイドさん1名に対して参観者60人ほどの大人数でした。
御所は広く、参観できる場所は半分ほどです。
![京都御所、略図 by宮内庁サイト](https://farm2.staticflickr.com/1611/24588689691_f553b7663c.jpg)
御車寄(おくるまよせ)
![京都御所、御車寄](https://farm2.staticflickr.com/1476/24564441412_b3a6f8c2fc.jpg)
御所に入ることを許された者が正式に使う玄関です。牛車などで到着し、地面を歩くことなく建物内へ入ることができます。
諸大夫の間(しょだいぶのま)
![京都御所、諸大夫の間](https://farm2.staticflickr.com/1577/24054044874_30de6a8852.jpg)
御車寄からつながる控え室です。身分による区別があり、画面右から虎の間、鶴の間、桜の間です。
虎の間が最も格上の部屋です。
新御車寄(しんみくるまよせ)
1915年(大正4年)に大正天皇の即位礼に際し、玄関として建てらました。
![京都御所、新御車寄](https://farm2.staticflickr.com/1590/24682216645_8f45a8ea3e.jpg)
こちらの建物だけ、唯一電気がついています。
![京都御所、新御車寄電灯](https://farm2.staticflickr.com/1656/24564441172_5805598e88_n.jpg)
紫宸殿(ししんでん)
赤い扉の門は承明門(じょうめいもん)、奥に見える建物が紫宸殿です。
![京都御所、紫宸殿](https://farm2.staticflickr.com/1697/24656006166_5c7887a9cb.jpg)
紫宸殿は京都御所の象徴ともいえる建物で、重要な儀式を行う正殿です。
大正・昭和天皇の即位礼もここで行われました。
紫宸殿へ昇る階段の両脇には、左近の桜・右近の橘があります。
![京都御所、紫宸殿byパンフレット](https://farm2.staticflickr.com/1584/24656006136_5aa875af63.jpg)
右近の橘は老木のため、寒さから守るために囲いが作ってありました。
![京都御所、右近の橘の覆い](https://farm2.staticflickr.com/1508/24386703230_e0e2b80b6b.jpg)
囲いを取るとこのような木です。
![京都御所、右近の橘 by wikipedia](https://farm2.staticflickr.com/1461/24564441522_3ea4e7450c_n.jpg)
画像は右近橘 – Wikipediaよりお借りしました。
清涼殿(せいりょうでん)
紫宸殿の背後に建ち、室町時代まで天皇の住まいとして使われていました。
![京都御所、清涼殿](https://farm2.staticflickr.com/1587/24656006006_97d472bf66.jpg)
小御所(こごしょ)と御学問所(おがくもんじょ)
小御所は諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられた建物です。
奥の御学問所は学問のためだけでなく、臣下と対面する行事などにも使われていたそうです。
![京都御所、小御所と御学問所](https://farm2.staticflickr.com/1577/24054044864_b0838c0e16.jpg)
蹴鞠の庭(けまりのにわ)
小御所と御学問所の間にある庭です。
![京都御所、蹴鞠の庭](https://farm2.staticflickr.com/1675/24314538639_0154651dc9.jpg)
このように蹴鞠が行われていたのでしょうね。一般公開の時にも蹴鞠が行われるそうです。
![京都御所、蹴鞠の庭 byパンフレット](https://farm2.staticflickr.com/1563/24656006126_953a659743_n.jpg)
蹴鞠は腰や膝を曲げることなく、足の甲のみで蹴り上げるそうです。
難しそうですね。
詳しくはこちら→談山神社公式サイト
御池庭(おいけにわ)
小御所と御学問所の向かい側には回遊式庭園が広がります。
船着き場もある大きな池です。
![京都御所、新池庭](https://farm2.staticflickr.com/1676/24588689661_fd82e2b061.jpg)
御常御殿(おつねごてん)
室町時代以降に天皇の日常生活の場が清涼殿からこちらへ移り、明治天皇が東京へ移るまで使われました。
京都御所内では最も広い建物で、内部は15室あります。
![京都御所、御常御殿](https://farm2.staticflickr.com/1506/24386703310_00047e0a8e.jpg)
とにかく建物が大きく、次の建物へ移動するだけで結構歩きました。
建物だけでなく植えてある松などの木も1本ずつが大きいのですが、圧迫感がないのは敷地が広いためでしょうね。
建物の外側は金色の装飾などきらびやかなものが少なかったため、質素な印象でした。
桜が咲く季節はまた違った印象が楽しめそうです。
以上、京都御所のご紹介でした。
京都御所の見学後はこちらで休憩しました。
同じ日に修学院離宮も行き、皇室ゆかりの地を巡りました。